息子の中学(都内の区立中)のPTA活動でめずらしく母モードになっておりました。活動内容は、次年度の役員決めをするという『選考委員』です。昔と違って、今の時代は役員決めに難航するのです。忙しい方が多いし、学校中の父母をまとめるのは何かと骨が折れるからです。例年そういう訳なので我が校では選考委員はあらかじめ選出会というものを行い、各クラスの代表者3名を決めて(大概くじびき)、その代表者たちが秋の終わり頃に集まって、互選会というものを行うのです。互選と書くと互いに選び合うように思いますが、実際は、みなで数時間黙り続け、いかに自分はPTA活動をするのは無理かを発表し続け、次年度役員全員が決まるまでは帰れないので(さながら、帰れま10)、お昼過ぎから夜の9〜10時過ぎまでそんな感じなのです。過去には「終わる頃には、出席者全員の家庭事情を暗記できるくらいになって、ほんとに辛かった」なんて年もあったらしいです。
役員決めは大変だけれど、せっかくだからポジティブにいきたいよね〜というのが今年度の選考委員の面子の共通した意見で、よくしたもので、前向きでユーモアがあって仕事が出来る方ばかりが集まりました。選出会の前に選考だよりという全家庭に配る冊子を発行するのですが、色の紙にして読んでもらえるようにしようよーとか、せっかく○○がいるのだから(私のことです)星占い付けようよーとか、とにかくアイディア満載でした。互選会までの運びもスリム化し、互選会当日も例年とは違う机や椅子の配置、綿密な進行表、オヤツとお茶のコーナー、現役員のQ&Aタイムなど、イベントみたいな互選会となりました。
蓋を開けてみれば、会長の立候補者が数名いらっしゃるという前代未聞のありがたい年で、どなたも実力者ばかりでしたので「うぅぅ、、、全員会長になってほしい、、、」という気持ちだったのですが、次年度は周年の年ということもあり、心優しい山男の現会長が続投となり、リーダーシップがありファンが多い○さんと、ご自身もこの中学出身で地元愛溢れる○さんは、副会長をお引き受け下さいました。贅沢。
進行表では、現役員は各々次年度の方が決まれば帰宅という流れだったのですが、そのまま居て下さったり、一旦帰宅して晩御飯の用意を済ませたらまた戻ってきてくれたりで、最後は全員いらっしゃり、副校長先生も最初から最後までいてくださって、異例の大円団の互選会となりました。副校長先生、現役員の皆様、引き受けてくださった皆様、選考委員長、副委員長、委員の皆様、本当にありがとうございました。気が抜けて、今日は久しぶりに一日中引きこもりの寝込みモードです。冬のうちに打ち上げしようね。