2013/10/29
十代の頃、2年間だけ長野市に住んでいた。小さな都市なので色々な人と出会ったり多くの経験が出来たのだけれど、どうも私は可愛らしいアピールを他人にされることが度々あったので、それらを少しずつ。
33年前のお話。
バイト先の紅茶専門店で一人お店番をしている時に、ランチタイムに派手な格好の若者が3人で入ってきた。態度がちょっと不自然で、抱えてきた大きな銀のケースにはシールがべたべた貼ってあって「ここのおすすめはなに?」とか「どれにしよーかなー!」とか。いちいちウルサかったのでそっけない対応をしておいた。
そのうち真ん中に座ったひとりが、紙のランチョンマットに何か書き出して「あーー、このサイン、そのうち高くついちゃうよなー!!」などと言っているので、生意気な私としては徹底した無視と、その方達が帰ったあとに、サイン付きの紙を綺麗に丸めてゴミ箱に捨ててしまった。
数分後に、彼らのファンの子達が数人やってきて「〇〇来ましたよね?まだいますか?」と店内を覗き込みながら次々に聞いてくるので、彼らのグループ名を知ることが出来た。
というケナゲな3人が、デビューして数年経ったばかりのアルフィーなのでした。