2013/12/4
24年ぶりにやまもと君に会った。吉祥寺の喫茶店で待ち合わせて、2時間くらいタラタラ喋っていた。やまもと君は板橋純ちゃんを通して知り合った。高田馬場の路地裏にあった美味しいカレー屋さん「ラージプート」に連れてってくれたっけ。私の記憶はそれくらいだけれど、きっと思い出せないだけなんだろうな。
「久し振りだから、すげー(おばちゃんみたいな)のが来るだろうって楽しみにしてたのにさ、あんま変わんないね!」相変わらず声でっかい。そして周りを全く気にしない明るさ。「ほんと?もっと褒めて!褒めて!」ここ十数年他人に褒められてないもので、ここぞとばかりに要求する私。
やまもと君からの質問。「(バツ2のあと)誰か見つけないの?」「無理っしょ!」
やまもと君はポジティブシンキング。「まだ50だろ?ありだよ!」「いやいやいや、もう無いな」ごく簡単に私の近況を伝えてバイバイ。相変わらず元気でいいな。変わらなさが、救いだよ。
今日になってあれこれ考えているのだけれど「来年の今頃はもう、(この世には)いないかも知れない」って、最近考えてることに気づいた。そんなことは絶対ないだろうけれど、でもひょっとしたら…と考える。若い頃の交際と違って、その含みは重い。こんな重さに付き合わせられる、いや、付き合ってくれる人はいないだろうと、つい悲観的に考えてしまう。
帰り道、「由香さんてさあ、昔、話しにくくてさ、話しかけちゃダメなんじゃねーかな?って感じだったよ」隣ででっかい声で喋ってる。
「えー、そうだった?」
「うん、今はニコニコして、話しやすいけどね!!」
別れ際、24年越しのおんなじ人懐っこさで、やまもと君は笑った。