忙しい夏でした。
今日は絶対に一日中オフにするぞと決め込んで、お風呂の壁や天井をゴシゴシ洗ってみました。午後はのんびりお散歩しようと思ったのですが、心の中での遅いお盆も兼ねていますので、なんかまた昔のことを思い出してみます(画像は子供の頃に好きだったレコードです)。
昨日は数秘術の講座でした。自分の年表を細かく作ってみながら半生を振り返りました。前から薄々思っていたのですが、私は「時代」とずれていたなあとあらためて思いました。ネガティブに言うと時代に嵌れなかったし、ポジティブに言うと時代よりすこし走っていた。そんな感じです。
70年後半〜80年代はポップな時代でした(そんな表現でいいのかな?よくわからないのでとりあえず)。音楽もファッションもすべての流行りがどんどん薄っぺらくなって、利潤最優先になっていきました。真剣な思いや考えを話し出すと「暗いなー」とか「根暗!」と嘲笑されました。私は365日暗かったのです。洋服はシンプルなTシャツに霜降りや紺のパーカー、ブルージーンズのロングスカート、足元は大中のカンフーシューズとかシンプルなスニーカーでした。文化屋雑貨店の安いカバンを斜めがけして、化粧っ気なく、髪の毛もストレートかショートで華やかさはゼロでした。ハタチの頃に密かに憧れていた男の子に「森下さんはホント暗い!」「だからモテないんだよ」と言われても改良できず。街の女の子たちは松田聖子ちゃんカットとかソバージュかけたり、可愛くお化粧したり、トラッド着たり、華やかだったのです。でも私はそういうのは気持ち悪いと思っていました。
結局、仕事も辞めて日払いの工場勤めに変わり、とことん暗くなって二十代後半まで突っ込んで行きました。
最近になって若い人を見かける時、ああもっと遅く生まれてきたかったなあと思います。街に出てシンプルで可愛いTシャツを見つけても、もう私には似合いません。今じゃすっぴんはツライし、スニーカーだって似合わない。たった数十年だけれど、ちゃんとこのポイントを狙って生まれてきたかったです。けれども、そんなズレもきっと意味があるのかもしれません。意味などないのかもしれませんが、意味があるように生きてゆけたらいいなあと心から思います。