私は長年自分の「被害者意識」というものに悩まされ、この感情と付き合ってきましたが、その実態についてはわかっていませんでした。何に一番傷つくのだろう?と考えてもわからず、けれども強く揺さぶられるものがあることだけはわかっていました。
それが先程、突如くっきりと、まるで平面から立体に変わるように被害者意識を作る「傷」が姿を現してきたので、急いで書き留めています。(また消えてしまうといけないからね)
私が一番怖れているのは「相手のことがわからない」「相手の正体がわからない」「秘密を持たれている」ということです。本当は違うのかもしれないけれど「あなたは安全な場所にいて、そこから傍観しているんだね」と感じるのです。それはもう自分でも呆れるほどに思うのです。実際には、ドアを開けたら誰もいなかったり、怖れるほどのことは起こらないのですが、ドアを開けるまでの私は絶望していて「またこんなことになった〜!」と打ちひしがれるのです。この見捨てられる感覚、傍観される感覚を手放さない限り、一生同じところを回っているのだと思います。