ここ最近のことをたらっと書きます。楽しみに読んでくださってるHさん、いつもありがとうございます。「もりしたさんのブログ、難しいんですよおー」と先日仰ってたけれど、今回は難しくないかな、笑。えーと、何をしているのかというとタイトルのまんまですが【終活】です。パートナーいないし、一人っ子だし、子どもたちはのんびりやさんばかりだし。何よりもカッコつけの私なので、最後くらい、すげーカッコよく終いたいじゃないですか。そのためにも元気なうちに始めなくちゃ間に合わない。去年くらいから思いついたのですが、この夏ちょっと体調を崩したこともあって、いよいよ始めますかーとなっているのです。
なんでこんなに終活をしたいのかというと、実母に関する諸々があったからです。一人暮らしだった母は、たくさんの荷物を抱えたまま7年前に亡くなりました。どれが要るのか要らないのか、と言っても私にとっては思い出の品ばかりで、湯のみ茶碗ひとつ捨てることが出来ませんでした。途方に暮れたまま何もできなかった私に司法書士さんからの電話。「お母様から由香さんには金銭は遺されていませんでした」「まさか、そんなはずはないのですが」「1円もないです。由香さん宛ての口座の貯金は、生前に全額、ご親戚の皆様宛ての口座に移されていました」。ガーーーン。母との最後はこんな結末だったのです。2人きりで生きてきた果てがこれなのかあと、悲しさと虚しさでぐちゃぐちゃになりながら、実家の片付けや家の税金に充てるお金を集めました。そんなこともあり、私が亡くなったあと、子ども達が困らないようちゃんとしておこうと決めたのです。
つい最近、従弟が新橋の鑑定所に訪ねて来てくれました。会うのは数年ぶりでした。小さい頃から誠実で優しい彼は、私に美味しいものを食べさせたいと、新橋で有名だというお蕎麦をご馳走してくれました。帰り際「これからは連絡を取り合おう」と提案してくれましたが、心の弱い私は曖昧に笑って誤魔化して、YESともNOとも答えられませんでした。でも本当は「ごめんね」と伝えたかったです。これから先の人生はぐちゃぐちゃと乱れる自分を見たくないのです。後戻りしたくないのです。私の最初の人生は、母が亡くなったことで完全に終わりました。親不孝で、親戚不幸な私で、本当にごめんね。ここを読んでくださってるとのことなので、お手紙の代わりに残しておきます。いつも思っていてくれてありがとう。会えなくてもずっと、貴方やみなさんの幸せを祈っています。
私は欲が深いので、出会うもの触れるもの全てがみーんな輝いていて見えてしまう。それであっちこっち覗きにゆくのですが、それももう限度があるなあと自省しています。一番大切なタロットに全ての力を注げるよう、削ぎ落とさなければなりません。もっと早くから色んなことに出会っていればとも思ったのですが、よくよく考えてみれば、十分出会ってきたよね。若い頃の私はいつも大忙しでこんがらがっていたし、いつも走っていたし、きっと今も早歩きしているのだと思う。
まあそんな感じで、毎度スマートには行きませんが、迷いながらも、私なりに取捨選択しながら終う活動をしていきます。出会った人もこれから出会う人もありがとう。みんなみんな大好きです。