2024.9.23
秋葉原の鍼の先生に紹介状を書いていただいて水道橋の眼科へ伺う。目はとても大切、白内障のなり始めは手術は必要ない、様子を見てしかるべき時に片目ずつ月日をかけてやること、貴女の場合はまだまだ先、とのこと。T女子医大で長らくお勤めになっていたからこその貴重なお話、ありがたかった。医学に100%(安全)というものはない、保険内治療は安全の証でもある、などと、数十分も説明してくださいました。心の底から安心した。
身体にガタがきたことで、これまでの暮らし、具体的には「表現する」「表現したい」思いを見直すきっかけになった。いろいろあって、創ったものがいつも誰かにさらわれてしまうという思いをしてきたけれど、逆に考えて、いっそのこと、なにも残さずに死んでいこうと考えている。十代の時からさまざまなジャンルの創る人たちと出会ってきたのだが、もうたくさんというか、おなかいっぱい、なんも見ず、なんも聞かず、なんも創らんで生きてゆきたい。きっとそれが私にとっての還暦のシルシなのかもしれないな。
2024.9.15
「宗教と音楽」のスクーリングレポートが返ってきた。まさかの95点。体調を顧みず(倒れてもよいくらいの気合で)頑張って書いたのは間違いないのだけれど、こんなに良い点をいただいていいものか。あーあ、もう一回受けられるなら万全で臨んで先生の音楽愛をもう少し受けとめられたのに。もう一方の「仏教美術」のスクーリングレポートも返ってきたのだがこちらは75点だった。思っていたよりも低かったのだが、0の状態から学び始めたので及第点+15取れただけでもましなのかな。それにしても学んでも学んでもなにも知らないことに気づかされ落ち込むばかり。「この年から学んでももう遅い」という自分への呪いと日々闘っている。
2024.9.8
先月末、眼鏡の左のレンズの汚れは、目なんだということにハタと気づいた。どうりで磨いても磨いても汚れていた訳だ。近所のクリニックで受診すると、診断結果は白内障。これだけド近眼ならば、最後のチャンスだから両目を手術して遠くを見えるようにした方が良いとのこと。いきなりの話なので体調不良を理由に保留して、秋葉原の鍼の先生に眼科で信用できるところをいくつか教えていただく予定。場所はおそらく水道橋あたりになるのかなー。懸案なのは大学卒業までにレポートを書くにあたって手元の字が見えづらくなるということだ。
一昨日は、終了間近の「神護寺展」に駆け込んだのだが、空海の自筆も最澄の自筆も目が悪くてよく見えなかった。もちろん、空海が監修した曼荼羅図も真っ黒けっけでよく見えなかった。小6で、すでに一番前の席でも黒板の字が見えなかったので、この機会に遠くを見えるようにしてもいいかもしれない。こうして人生を振り返ると、手元の見えなんかどうでもいいような気がしてきた。もうしばらく考えよう。