ゴールデンウィークになると昔のことを思い出します。毎年この時期は横浜に帰っていたからでしょうか。今年からはもう帰るお家がありませんので、ひときわ懐かしい気持ちがします。 今日も思い出したことがありました。パンのお話を書きます。 二人暮らしになってからの母は猛烈な教育ママに変身しました。私…
2015/10/4 たった今、小田急線の新百合ケ丘のパン屋さんでこれを書いています。ここに来たのは2010年の3月以来ですから、5年ぶりになります。母が通っていた病院の検診センターがこの駅にあったので、カフェ好きの私に釣られて、このお店を二人の待ち合わせ場所にしたのでした。(私は東京か…
2013/5/22 子供の頃の私 小学生の時に夏休みの宿題で作った袋 遠足で出かけた先で買ったしおり その裏に自分で書いた言葉 箱の全貌 若い頃の台本 トリュフォーとか雑多に脈絡なく 18才の時に手帳に貼ったヨーコ 若い頃はけっこうヨーコが好きだ…
2014/10/4 私は野生の女だから、ブルームーンの満潮時に赤ん坊を生んで、とても不思議なヴィジョンを見る。そのヴィジョンは南米の先住民族の刺繍と同じものだ。 いつでも私に近いものは、現代の人とちょっと離れている。 だから少しだけ寂しい。…
2014/9/17 母と二人で横浜に降り立った日のことはよーく覚えてる。名古屋から新幹線や電車を乗り継いだ。新幹線はたしかどこかで降りて、東海道線に乗った。きっと小田原だと思うんだ。 東海道線の灯りは電球の光で、古い木の電車だった気がするな。母はとても静かだった。私は電車の灯りをずっと眺…
2013/11/3 私のはじめての記憶は、言葉を覚えたばかりの頃だ。両親と地方都市に住んでいた。父はまだインターンだった。 ある日曜日、父は職場でもある大学へ私を連れて行った。そして嬉しそうに或る部屋へ案内してくれた。部屋の中には研究用のネズミが入った籠がたくさん積み重ねられていた。 …
2013/8/29 父が長年独りで住んでいた静岡県森町のことと、父と母が再びやりなおそうと決めて三人で上板橋を訪れた日のことを書いていたが、操作違いでさっき一瞬で消してしまった。一方での母との光のない日々を省くことは出来ないので思い出しては綴っていたけれど、もういらないんだよということなのだろ…
2013/7/25 京都市 中京区 六角獄舎 ここに、私の先祖の一人、攘夷志士の森下儀之助が眠っています。儀之助は、弟の幾馬と一緒に土佐藩を脱藩し、天誅組という尊王攘夷の結社に入ったのだそうです。ここ六角獄舎では、儀之助が処刑され、奈良の東吉野では、弟の幾馬が殺されました。二人のことは、…
2013/6/27 タロットカードをもたない私は、人一倍もがく人間だ。自分自身の問題も、もがきながら答えを探している。ので、苦しくなるとこうして綴っているのです。我ながら、はずかしいなあ、みっともないなあと思うのだけれど、ズルズル前に進んでゆくのです。 最近、時々しんどくなってしまって子…
2011/ 1/14 なんと、ブッチン、キレてしまった。潰れそうな想いの時は、助けがやって来る。 注文していた「円卓の騎士」と「エクスカリバー」のDVDが届いた。夜には、A君がチャンネルを変えたら、ちょうどコーンウォールの旅番組をやっていた。港町の漁師のおじさんの腕には、エクスカリバーの入れ墨…