2015/8/13
先日、渋谷の宇田川町でスリーマンライブを聴きに行きました。入江陽という方を聴きに行ったのです。一番目だった入江さんは、遅刻とか寝坊とからしく、数分後にすごい勢いで入ってきて、すちゃすちゃセッティングしながらコンビニの袋から何かを取り出して後ろを向いてもぐもぐ食べながら楽譜を取り出しました。そしてあっという間にMCが始まり、いつの間にか歌も始まりました。
歌が始まると、途端に辺りが入江陽の世界に変わるのです。これがリアルで見る最初なのですが、なぜか「ああやっぱり」というか、すでにその雰囲気は音楽やPVから受け取っていたので、楽しくなって思わず笑ってしまいました。
入江さんのことは友人のtaguchimaruさんを通じて知りました。友人と言ってもまだお会いしたことがないのですが、数年前にTwitterでフォローし合いました。taguchimaruさんは「酒のほそ道」がお好きだとのことで、そんなことからTwitterでお話したのだと思います。音楽サイトでレビューをしたり、最近ではお友達と一緒にライブをオーガナイズなさっています。いつかは伺いたいなあと思っていたのですが、会場が東北や北関東などでなかなか行けなかったのです。そうしたら9月に私の家の近くで開くということで、申し込んだのでした。そのライブの出演者が入江さんだったのです。
入江陽さんは今年の初め頃に2枚目のCDを出したのですが、そのジャケットの色とデザインが素敵なので、さっそく注文しました。そしてMVも見てみることにしたのですが、これがもう本当にへんてこりんなのです。もちろん最高の褒め言葉ですが。
特に好きなのは「やけど」という曲で、混ぜ合わせ方がとても好きです。うまいの?下手なの?リズムに乗ってるの?乗ってないの?の、匙加減が面白くて、また途中のOMSB氏のラップのキマリ方がものすごく格好よくて、本当に延々と聴き続け、見続けました。アレンジの素晴らしさなのでしょうが、その諸々の混沌をフッと呼び込む不思議な力が、入江さんにはあるような気がしました。