2024.3.19
ここで何度も書いているが私の深刻な病いは悪夢にうなされることでもトラウマで神経が尖ることでもない。大事なものを捨ててしまうことである。20代の頃は自分の写真を全て(ネガも)ゴミに出したし、原稿も手紙も日記も服もアクセサリーも人間関係も。大事なものほどまとめて捨ててしまう。これはとっても怖いことで、後になって「あの資料があれば役に立ったのに」と思うことがままある。自分の足で稼いだ取材ノートもまとめた原稿もたくさんあったけれど、今はもう一つも残っていない。そしてその土地も文化も海に流されてしまった。
自分について綴ったものも捨ててしまった。また思い出せば良いやとタカを括っていたが、いつのまにか記憶すらも身体のなかから捨てたようである。不思議な縁で辿った土地のことや旅の記録も残っていない。台風の後の三峰神社や和歌山から登った玉置神社や流される前の大斉原や千葉の安房神社や洲崎神社の石や反対側の横須賀の石などなど。そこに行くようになるキッカケや辿り着くまでの奇妙なエピソードもたくさんあるのだけどそれを細かく綴ったものを捨ててしまった。30年くらい前にバリのubudを訪れた時のワヤンクリを観ていた時に起こったものすごい塊の音(生き物のような音の塊が飛んできて身体がドーンと後ろに飛ばされた)についても細かく書いたのだが捨ててしまった。どうせ誰にもわかってもらえないだろうと諦めたのだった。やれやれだ。いつか気が向いたら思い出す分だけ書いておこう。
2024.3.16
開発により山が削られたり海が汚されたり、つまりは人間のエゴによってめちゃくちゃにされた土地に数日間滞在すると、必ずと言っていいほど高熱を出したり身体が浮腫んだりするといった奇妙な経験をどのように解釈すれば良いのかいまだにわからないでいる。だからと言ってはなんだが南方熊楠のような常識や枠組を超えた研究者がいることに心の底から安堵する。同じく、そういった芸術家が存在していることにも安堵する。
2024.3.7
定期的に腰が痛くなって長時間座れないどころか最近では立ち座りも苦痛になってきたので原因究明へ。ぜったいアレ。アレのせい。支援金をつぎ込んで購入した愛するフワフワベッド。ちょうど2年前コロナに罹って、ホテルで隔離療養した後も自宅で寝込んでたんだった。こんなに寝ているのならと予算に0一つ多い高額のものを買ったのだが、なんせフワフワだからね、フワフワって腰にすごーーく負担かかるんだよね。ということで本日粗大ゴミを申し込み、玄関近くに運び出し、代わりにニトリで安いお布団セットをポチった。これできっと腰は楽になるな。はーーー!!
2024.3.3
23年度の習得は7科目、Sが6でAが1。数は淋しいけれど実験実習2が取れたのでそれなりに頑張りました。先月いっぱいまで履修登録で苦しんでいたのだが、最後に相談した上の娘の言葉「何を勉強しようと応援するけど、私からお願いしたいのはただひとつ。身体を壊さないでほしい」で、登録科目をガラッと変えた。
たしかにこの3年間はちょっと無理をしていた。40代の終わりから必死でやった十数年間の学びがカルトであると明らかになって、意を決して抜け出たのが2020年。ほんとうの勉強をしようと大学に入ったのが2021年。年齢と照らし合わせるといろいろ遅かった。だってもう同じ年代の女性ってパートナーの定年退職後の人生を考えだしたりお孫のお世話を始めているんだよ。若い頃も周りと少しずれていたがここにきてもずれたのか。まあでもしゃーない。10代をやり直せると信じて、何を学びたいのか引き続き模索しまーす。