アーサー王講座では、いよいよ次回、#12 The Wounded King に入ります。和訳では「傷ついた王」。聖杯城の中で横たわる聖杯王のことです。漁夫王とも呼ばれています。アーサー王講座は不思議な講座で、なぜだか現実に染み出してゆき、実生活とリンクしてゆきます。なので、今は私はとても辛い時期です。もしかしたらこの節目は、人生最後で最大の変わり目かもしれないなとも思うのです。
聖杯王は聖杯を守護しているのですが、瀕死の状態です。なぜそんなことになっているかというと、国土が荒廃しているからです。そしてこの王は自分では癒すことが出来ず、王なので自分からは助けを求められません。聖杯の騎士がここへ辿り着き「聖杯の質問」をして初めて、王も国土も癒されるのです。そしてその後、王は聖杯の質問をした騎士と世代交代をします。どうしてそうなるのかは、、、本当に謎なのですが、これこそが聖杯伝説の要であり、犠牲の本当の意味です。
「傷ついた王」のカードを眺めながら、街を歩きながら、一体なぜこんなことになってしまったのですか?と聖杯王に問うてるのですが、得られる答えは曖昧なものばかりです。私にとってこの問いは人生の中で一番大事なのです。何故なのかはわかりません。次の講座まで、まだまだ問い続けなければならないと思います。
2016/10/23