2013/8/18
2012年の7月に、とあるクラブにひとりで行ってみた。日本家屋で、川っぺりに建っていて、とても素敵なところだった。私にとって生まれて初めてのクラブ体験だ。その時に、偶然居合わせたひとにタロットをひいてあげたのだけれど、今まで見たこともないような展開で、美しくて、力強いカードたちだった。カップの2もカップのエースもアートもフールも出ていたので、「これはきっと私にも何かが始まる」と強く感じた瞬間だった。
けれども、それから一年、結果としてそういう人とは出会えなかった。友達は出来たけれど、一方的に素敵だなあと思う人はいたけれど、特に何も起こらなかった。その間に、古傷が痛むような思いは幾つかあったけど、いつもサナギの中からみんなを眺めているだけの、そういう私だった。
探し過ぎて、待ち過ぎて、疲れてしまった。そもそも、探すこと自体が自然ではないのだ、と思うようになった。こんなに月日が経ってしまって、もう大変な年になっちゃったじゃないか…最初の頃は十代だったのに…
とっても長い日々だった。最近では疑心暗鬼になっていて、怖くなって、いなくても大丈夫!と思い込むようにしている。
だけど…もし本当に目の前に現れたとしたら…待っててくれてありがとうって、いっぱい褒めてもらうつもりです。