大好きな友達が4月の初めに亡くなった。同い年だった。女の子に生まれた方が良かったのにと思うくらい、優しくて可愛らしい人だった。
彼を初めて見かけたのは恵比寿の頭バー。初めて挨拶したのは吉祥寺のbar Cheeky。音楽とフランスと美味しい珈琲と友人との語らいを心から愛する人だった。そしてお酒が好きだった。
友達と書いたけれど、もう5年以上会ってなかったし、「友達と言ってしまって良いのかしら」と思ったんだけれど、彼の形見をいただけることになったんだ。彼の友人(今では私の友人)が計らってくれたの。すごく嬉しい。Vestaxというメーカーのポータブルターンテーブルだよ。あれ?どこかで目にしたような?
生き切るのはむずかしい。普通なようで全然普通じゃない。最近、私は気がつくと願っているんだ。もしもそう出来たなら、私の人生は幸せだったってことだから。
すごいなあ。えらいなあ。「ねえ、ゴールするとどんな気持ち?」って呼びかけながら、私も頑張ります。
ミツザワヱツヲさん、たくさんの温かい思い出を、ありがとう。