2013/10/2
このあいだ不思議な感覚にとらわれた。
22才の頃、しょっちゅう渋谷に立ち寄っていたのだけれど(渋谷ビデオスタジオがあったし、明大前に住んでいたので)センター街を歩いていたら、その頃の感覚がぶわっと蘇ってきた。
1984年。
行く先も立ち位置も何もかも曖昧で、ただ夢中で進むしかなかった。生意気な女でボーイッシュな格好して、「森下さんとは絶対に結婚したくねーなあ」と同僚たちに言われていた。
口紅だけは赤くして。
ムードメーカーで無鉄砲で、でもペシミストだった。どうしていいかわかんないことだらけで、問題ばかり抱えていた。あの頃の私が突然戻ってきてしまい、どうして今わたしは若くないんだろう?と思ったら、泣けてしまった。いろんなことが遅すぎるなあと思って、泣くしかなかった。
あんなに必死で探していたのに。
あんなに必死で探していたのに。