2013/6/27
(Twitterより)
私にボサノヴァを教えてくれたのは、板橋純ちゃんで、純ちゃんは若い頃は新宿のディスクユニオンのジャズ担当の人だった。
http://hwbb.gyao.ne.jp/bossa-pk/japanese_frame.html
それから馬場のイントロのカウンターに長年いらした。その頃に知り合ったのですけど。
純ちゃんは凄まじい数のレコードを持っていて、もちろんジャズ、次にボサノヴァ、そしてアイドル。
音楽に造詣が深いので、本出しなよ!っていつも言ってたら、最初に出した本はアイドル本だった。
なんで、よりによってアイドルなの!?と思ったのだけど。
純ちゃんはストイックで、人生のほとんどの時間をジャズに捧げていて、知り合った頃、『俺、ジャズのこと余り好きじゃないかも、、、、ボサノヴァの方が好きかも、、、、』と言ったので笑ってしまった。
私が、モンクのオリジナル盤を聴かせてもらった時に(あまりに素晴らしくて)泣いてしまったので、純ちゃんはその盤を私にプレゼントしてくれた。
モンクのサイン入りなのです。
昔、純ちゃんに、何枚レコード持ってるの?と聞いたら、『わからないんだ…』と恥ずかしそうに困ったように答えたので、そういうところが大好きなのです。
私はたまると処分してしまう病気なので、東京に出てきてからは、純ちゃんからいただいたモンクの一枚しか持ってない。
たぶん純ちゃんが『ジャズを好きじゃないかも』と言ったのは、あまりにものめりこみ過ぎて、公私ともにその世界に入ってしまったので、最初の気持ちを忘れそうになってしまったのかな…と、思った。
だから、アイドルにはまったのは、何かを「好き!!」と思う気持ちを取り戻せたからだったんだって最近気づいた。
当時、私は、アイドル好き=疑似恋愛と思っていたので、なんで純ちゃんのようなひときわ客観的なひとがあんなにはまるんだろうと不思議でしょうがなかったんだけど、疑似恋愛というよりジャズと同じく「生」つまりライヴな作品として捉えてたんだろうなあとやっとすこし理解できた。二十数年越しに。
でもあの頃はまったく理解してあげられなくってごめん。それから先程HP読んだら「ボサノヴァ嫌い」って書いてあったよ!(^_^)
なぜアイドルが面白いかについては長々お酒飲みながら聞いたと思うんだけど、なんか、よく響いてこなかった。でも、パッケージングされた作品というようなことを語ってたような。。。んー、タイムマシンほしい。
追記
純ちゃんの「嫌い」は「大好き」